本当に美味しいステーキの焼き方
肉料理の代表格と言えば、やっぱりステーキ。
数ある肉料理の中でも特別な「ごちそう感」のあるメニューなので、おいしく仕上げたい！「焼き加減が理想通りにならない」、「ただなんとなく焼いていた」……という方には是非試していただきたい、「本当に美味しいステーキの焼き方」をご紹介します。
フライパンを使った家庭でできる簡単＆おいしいステーキの焼き方をマスターして、ご自宅で美味しいステーキを楽しんでください。
焼く前の下準備ポイント
冷凍肉の場合は冷蔵庫で解凍する
調理する半日前に冷蔵庫に移しておきます。低温でゆっくり解凍することで、肉の旨味を逃さず解凍できます。
焼く30分前に肉を冷蔵庫から出す
肉の温度を室温まで戻します。室温まで戻すことで、お肉の外側と内側の温度差がなくなり、火が均一に通りやすくなります。
塩・こしょうは焼く直前に振る
塩を振ると肉の内部の水分と一緒に旨味成分が表面に引き出されてきます。厚いところは多めに、薄いところは少なめがコツです。
フライパンをよく熱くしておく
肉を入れた時に「ジュワーッ」と音がするくらい熱くしておきます。最初の強火で肉汁をギュッと閉じ込めましょう。
肉の旨味を閉じ込める美味しいステーキの焼き方
家庭用のフライパンでも、正しく焼けば、専門店で食べるようなステーキに仕上がります。ポイントは火の強さと、ひっくり返す回数です。
大切なポイント
1.最初は強火で
2.裏返すのは1回だけ
お好みの焼き加減にあわせて
レアの焼き方
1.片面を強火で約30秒
2.火を落として、弱火で約1分
3.肉を裏返して、強火で約30秒
4.弱火に落として約1分
箸やトングで触ってみて、柔らかい状態で火を止めます。
肉の内部の温度は約45℃、中心部はほとんど生の状態です。
ミディアムレアの焼き方
1.片面を強火で約1分
2.火を落として、弱火で約1分
3.肉を裏返して、強火で約30秒
4.弱火に落として約1分半〜2分
箸やトングで触ってみて、柔らかい状態で火を止めます。
肉の内部の温度は約50℃、中心部はややレアに近い状態です。
ミディアムの焼き方
1.片面を強火で約1分
2.火を落として、弱火で約2分
3.肉を裏返して、強火で約30秒
4.弱火に落として約2〜3分
箸やトングで触ってみて、弾力性がある状態で火を止めます。
肉の中心部の温度は約55℃、中心部はピンク色の状態です。
ウェルダンの焼き方
1.強火で表面全体に肉汁が出てくるまで片面を焼く
2.裏返して、強火のまま裏面にも肉汁が出てくるまで焼く
3.弱火にして固いと感じるまで焼く
箸やトングで触ってみて、かなり固いと感じるまで焼きます。
肉の中心部の温度は約75℃、中心部まで火が通った状態です。
人差し指と親指で円をつくります（OKサインの要領です）。その状態で、親指の付け根のふくらみの真ん中を押してみてください。それから、箸かトングでステーキの真ん中を押してみてください。その時の押した感触が、親指の付け根と同じくらいの柔らかさでしたら、そのステーキは「レア」の状態ということになります。
人差指＋親指＝レア
中 指＋親指＝ミディアムレア
薬 指＋親指＝ミディアム
小 指＋親指＝ウェルダン
レア
ミディアム
ミディアムレア
ウェルダン
焼き終わったら、アルミホイルで包んで寝かせます
焼き終わったら、お肉を取り出してアルミホイルでふんわりと包み、3〜5分間ほど休ませます。余熱で肉汁が閉じ込められて、さらにジューシーな仕上がりになります。
野上食品のステーキ
